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キャワグッチ企画書探検隊

【キャワグッチ企画書探検隊】第11回 国民的少女アニメがまさかの形で再実写化か⁉ 『美少女戦士セーラームーン 30s ~私がOVER30になっても~』の企画書から目を離すな!!

キャワグッチ隊員の一人がネットサーフィンをしていると、ある記事に目が留まった。「美少女戦士セーラームーン、30周年」。子供の頃はセーラームーンのアニメに熱中して、変身コンパクトのおもちゃでなりきりごっこをしたものだったが、今ではすっかりそんな事も忘れて30代の会社員として日々を過ごしていた。でも久しぶりにセーラームーングッズをネットで見ていると、懐かしさに胸が躍り、ついつい可愛いグッズを大人買いしてしまった。コンパクトにブローチに変身スティック…30代女性には不要のものに違いなかったが、童心に返りウキウキして配達の日を待った。

そして配達の日、インターホンが鳴ってモニターを見てみると、モニターには黒いハットを被った怪しげな黒ずくめの男が映っていた…

「あなたにお届け物ですよ~」

いかにも怪しげな男に見えたが、配達員に違いないと思い、マンション玄関のドアロックを解除した。時間をあけて再度インターホンが鳴る。ドアスコープから外を覗くと、モニターで見たのと同じく怪しげな黒ずくめの男が映っていた。どう考えても怪しい男の姿に恐怖を覚え、ドアのU字ロックを掛けたままドアをゆっくりと開けた…

「サインお願いします~」

少し開けたドアの隙間から配達物の宛先が間違いないことを確認し、U字ロック越しに受領書にサインをした。

「荷物は外に置いておいて下さい…」

怪しい配達人に警戒をして、荷物は後ほど玄関前から引き取ることにしたが、その瞬間U字ロックが自然と外れ、ドアが大きく開いた!

「怖がらなくてもイイんですよ~」

あまりにも奇妙な現象に隊員の女性はその場に固まってしまった。黒いハットの下からは大きな口が覗いている!男は荷物をドアの内側に置くと、女性を指差しながらこう話し始めた。

「あなたもうアラフォーなのに童心に返りましたね。ドーーン!!」

人差し指から放たれた怪しげな光に目が眩み、女性隊員はその場に尻餅をつき気を失ってしまった…しかし目を覚ますと、自分がセーラームーンのコスチュームに体を包まれていることに気がついた!手には変身スティックが握られている。

知らぬ間に閉まっていたドアを開けて外の様子を確認したが、そこに怪しげな男の姿は無かった…。代わりにそこには未公開の企画書が残されていたのだった!

セーラームーン愛に溢れた企画書の全貌はコレだ!!

映画『美少女戦士セーラームーン 30s ~私がOVER30になっても~』

<企画のテーマ・訴求ポイント>

1991年に漫画雑誌『なかよし』に発表された『美少女戦士セーラームーン』は、どこにでもいる等身大の少女たちが戦う作品の先駆けとして、世代を超えて世界中の老若男女に愛されている作品です。今回は『美少女戦士セーラームーン』30周年のプロジェクトとして、新たな実写映画化の作品を企画しております。子供の時にセーラームーンに夢中になっていた少女たちも今や立派な大人の女性になっており、そのかつて少女だった女性たちのための「セーラームーン」が今こそ必要なのだと感じております。

本企画では2003年にテレビドラマ化された『美少女戦士セーラームーン』のキャストが再度集結し、大人の「セーラームーン」像を描いていく事を目指しております。親子で楽しめる企画となっており、興行的にも大ヒット間違いなしです!

<あらすじ with イメージキャスト>

30代会社員、月野うさぎ(沢井美優)。会社では中堅のポジションについており、先輩からも後輩からも慕われていたが、平日は職場と自宅を往復する日々で、休日もアニメ鑑賞をして過ごすなど長い間恋とは無縁の生活を行っていた。日々の暴飲暴食で体重も増えてきてしまったため、意を決してボクシングジムでエクササイズを習い始める。そこでうさぎはムキムキのトレーナー、地場衛(鈴木亮平)に出会い、一目ぼれをしてしまう。同じくしてそこで同世代の女性、水野亜美(泉里香)、火野レイ(北川景子)、木野まこと(安座間美優)、愛野美奈子(小松彩夏)と出会い、ジム外でも出会うほど仲良くなっていった。

うさぎがウキウキでジムから帰ってくると、自宅のドアの前に額に三日月の模様がある黒猫が座っていた。可愛い黒猫に思わず話しかけると、黒猫は人間の言葉でうさぎに答えた。腰が抜けるほど驚くうさぎだったが、黒猫は構わずに話し続ける。黒猫はルナという名前で、うさぎは実は選ばれた戦士であるとの事だった。また過去に地下に封印された悪の組織が最近になって封印を破り、地上で悪さを始めているため、うさぎを始めとした選ばれし戦士たちが彼らと戦う必要があるとうさぎに語りかけた。あまりの出来事に驚いたうさぎはルナの言葉が信じられず、そのまま急いで自宅に入り、呆然としたまま眠りについた。

翌朝うさぎは何事も無かったように会社を出社したが、後ろを振り返ると黒猫が後をつけてきていた。黒猫はいつの間にか会社にも入り込み、うさぎに戦士になるよう話しかけるのだった。うさぎは会社を出ると逃げるようにジムに駆け込む。衛や他の4人に助けを求めるうさぎだったが、6人の前にルナが現れる。ルナはうさぎ以外の4人の女性も地球を守る戦士だと告げ、各自のロッカールームを開けるように伝えた。5人がロッカールームを開けるとそこにはそれぞれ異なった変身ブローチとペンが置かれていた。5人がそれを手に取ると眩い光が体を包み、全員が思わず目を閉じた。5人が目を開けると、そこにはミニスカートのセーラー服に身を包んだ自分の姿が鏡に映っていた。恥ずかしさのあまり慌てふためく5人だったが、なんとか気を持ち直し、ルナの言葉に耳を傾けるのだった。

うさぎたちが自分が戦士であることを受け入れ始めたある日、街で怪人たちが暴れ回っているというニュースが耳に入る。定時で退社し、怪人たちと戦ううさぎたちだったが、服装の恥ずかしさもあってか怪人たちにボコボコにやられてしまう。あまりの惨敗に気落ちし、互いに言い争ってしまうメンバーだったが、衛のアドバイスもあり、徐々に一つのチームとしてまとまってゆくようになる。衣装の恥ずかしさに関してはとりあえず長ズボンを履くことで解決した。

再度怪人たちが街の人々を襲ったとの情報が入ったため、うさぎたちは変身して怪人たちを迎え撃った。衛とのトレーニングの成果を生かして、徐々に怪人たちを追い詰める戦士たち。戦闘の最中にうさぎの脳裏に失われていた記憶がふと蘇ってきた。その記憶は彼女が高校生の時にセーラー戦士として戦った記憶であり、なぜか今まで心の奥底にしまい込まれていたものだったのだ。最終的にセーラー戦士たちは力を合わせて怪人たちを倒す。若い女性たちの羨望の眼差しを受けながら、5人の戦士たちは自分たちの日常へと帰っていくのだった。

(エンドロール後にファミレスでの打ち上げシーンあり)

かつてのセーラー戦士たちが大人になって再び集結するというドラマには思わず胸が熱くなる。この夢のようなストーリーは30代になった少女たちにとって素敵な贈り物となるに違いない。

引き続きキャワグッチ探検隊は失われた企画書を世界中で探していくことになる。読者の皆さんにも未発見の情報があれば是非キャワグッチ探検隊まで知らせてほしい!

ではまた会う日まで!さらばだ!

※この文章は一から十まで全てフィクションです。しかしこのフィクションを現実にするのはあなたかもしれない。

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