【ハイパーファスト映画館】第59回 『ロボット・ドリームズ』『ルート29』ほか8本
映画とはまったく関係ないがシルベーヌバーがうまい!シルベーヌといえばほんのりおとなの香りがする小さなケーキのような三角形のチョコパイ、押しも押されぬ老舗ブルボンの主力チョコ商品のひとつ・・・のはずなのだが最近なぜかスーパーにシルベーヌがあまり置いてないという状況が続いていた!今年はシルベーヌが不作なのか!生産地で日照りが続いてシルベーヌが育たなかったのか!愛好家の間ではさまざまな憶測と悲鳴が乱れ飛んでいたが、そこになんとチョコバータイプのシルベーヌ新形態、シルベーヌバーが登場!これがめっちゃうまい!マジでうまい!は~うまいな~シルベーヌバー!本当に映画と関係ない話を終えたところでハイパーファストに新作映画を1行レビュー!今回は11月上旬に公開された映画10本だ!
スパイダー/増殖
フランス産アニマルパニックホラーは団地映画の風味が強い社会派だった!
ヴェノム:ザ・ラストダンス
ヴェノムとトムハの思い出作り旅!
あたしの!
勝ち気な女子高生がイケメンと親友の間で揺れるキラキラ青春譚!ポップでたのしい!
ロボット・ドリームズ
犬テメェもっとロボくんのためにがんばれやぁぁぁぁぁ!セプテンバー!!!
博士の綺奏曲
ちょっとシュールでちょっとオシャレでちょっとユーモラスなレコーディングするだけ映画!
動物界
人間が色んな動物に変身するがフランスの社会派映画なのでワクワク感なし!
ルート29
清掃員と謎少女が姫路から鳥取に行くだけなのにすごく実験映画的な演出でビビる!
室井慎次 生き続ける者
最後に青島が出る!
イマジナリー
人形ホラーかと思いきやダーク・ファンタジー・アドベンチャー!
対外秘
ならず者とならず者がだまし合って潰し合う!勝手にやれ!
今回の注目ポイントは『スパイダー/増殖』と『動物界』というフランス産のアニマルパニック系映画が2本入っているところ。アニマルパニックといってもそこはフランスのお国柄なのか娯楽一辺倒ではなく様々な社会問題や人間関係の織りなすドラマを取り入れた硬派なスタイルなのだが、従来アニマルパニックといえばアメリカ映画ばかりだったので、フランスのアニマルパニック映画が相次いで公開というのは新風を感じて嬉しい。前評判の高かった海外アニメ『ロボット・ドリームズ』は公開後に口コミで人気が広がり上映館拡大という珍しい流れ。キャラクターがポップで可愛らしく物語はエモく切なくので刺さる人も多かったんだろう。『ロボット・ドリームズ』のわかりやすい面白さの対極に位置するのが『ルート29』。まるでゴダール映画のような実験性の高さは極端に人を選びそうだが、好きな人はとことん好きになりそう。ちなみに『室井慎次 生き続ける者』は『踊る大捜査線』新シリーズの序章的な位置づけらしいのでまだまだやります『踊る』映画。もういい加減に・・・いや、青島俊作とフジテレビを信じよう!ゴー・ファスト!