【ハイパーファスト映画館】第62回 『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』『ファーストキス 1ST KISS』など8本
ハイパー寒い!最強寒波到来とのことで日本列島を冬の本気が覆っている!しかし考えてみれば不思議だな!毎年この時期は必ず寒くなることがわかっているのにどうしてそれでも「寒い!寒い!」と言ってしまうのだろう!まるで意味がないじゃないか!でもまぁそこらへんのパッと見で意味のないコミュニケーションが人間らしさなのかもしれないなと思うAI大進化時代の今日このごろ!みなさんいかがお過ごしでしょうか!てなわけで今日も公開中の新作映画をハイパーファストに一行批評!
ヌルボムガーデン
さっさと警察呼べ!
アプレンティス ドナルド・トランプの創り方
脚本がベタで薄っぺらいがトランプ本人も薄っぺらそうだからこれでいいのかも!
ミッシング・チャイルド・ビデオテープ
ジャンプスケアじゃなく空気で怖がらせるホラーだから台詞の作り物っぽさが強いのが残念!
BLUE FIGHT 蒼き若者たちのブレイキングダウン
イイ話だがブレイキングダウンでは闘わない!
嗤う蟲
よくある田舎住みたくない系サスペンス!
邪悪なるもの
最初から最後まで希望なしでグッド!
室町無頼
マカロニウェスタン時代劇だ!
劇場アニメ ベルサイユのばら
めっちゃ端折る最後オスカル死ぬ!
ファーストキス 1ST KISS
少女漫画みたいなタイムトラベルものを中年夫婦でやる!
野生の島のロズ
結構SFでびっくりした!
今回は邦画が多かった。いずれもなかなかの力作で話題も呼んで、しかも『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』、『嗤う蟲』、『ファーストキス 1ST KISS』は原作なしのオリジナル脚本。ハリウッド映画が原作ものや続編ものばかりでまるで新味が無くなってしまったのと同様に邦画もまたそうした傾向を見せている中、オリジナル脚本作がこうしてヒットしているのは素直に嬉しい。原作ものでも『室町無頼』は時代劇とマカロニウェスタンの世界を融合させた野心作で、『劇場アニメ ベルサイユのばら』は原作を大胆に再構成して2時間以内に収めたこちらも野心作、人気アマチュア格闘技番組『ブレイキングダウン』を基にした漫画を映画化した『BLUE FIGHT 蒼き若者たちのブレイキングダウン』も単なる企画もの映画には留まらない監督・三池崇史の個性が強く出た作品となっており、ノリにノっている韓国映画などの刺激もあってか、コロナ禍の停滞をはね除けるように最近の邦画は意外と活気づいているようだ。洋低邦高とか言うがそれもそうだよなだってハリウッド映画面白くないんだもんってことでゴー・ファスト!