【やってみようシリーズ】映画を配給しよう③ 『上映許諾を取ろう』
さて上映作が決まったら次はどうしたらいいだろうか。右も左もわからないのでなんか違うような気もしたがとりあえず『映画配給プロデューサーになる!』という本を買ってみたところ、映画館で映画を上映するにはまず上映権的なものを買ってから劇場に依頼を出すらしい。それもそうか、上映できるかどうかわからない作品をこれ上映したいんですと言われても劇場側は困るだろう。
しかし映画の上映権というのはいったいどこで売っているのだろうか。よくカンヌとかの国際映画祭は映画のマーケットも兼ねていて各国の配給会社の人はそこで売れそうな新作を見つけて権利を買う・・・なんて言うが、今回上映したい四作品はいずれも昔の映画なわけで、売り出し中というわけではないし、売り出し中だとしてもカンヌまで行けない(たぶんそういう問題ではない)
とはいえ結局のところ映画というのは著作物、ならば著作権者に連絡をしてみればいいんじゃないだろうか?実際のところ大勢の人間で作る映画の著作権というのはやや複雑で基本的には監督本人ではなく制作した映画会社が持っていたりするらしいが、まぁ監督本人に聞いてみればどのみちわかるだろう、さいわい現代はインターネットで映画監督の連絡先がすぐにわかるという便利だが考えようによってはおそろしい時代である。さっそく監督にこんなメールを送ってみた。
件名:Inquiry about screening rights for “○○○”
Hi, △△△. My name is Kinta Sawada. I manage a Japanese movie
fan site “Movie Toybox” (movietoybox.com).I recently watched your film “○○○” It was funny, creepy,
imaginative, and a lot of fun!I’m currently planning a event called the “Fantastic B-movie
Collection” which screens independent B-movies in japan, and I’d like
to screen this film as one of them. Would you be willing to sell me
the screening rights?I look forward to hearing from you!
すべてDeepL翻訳による機械翻訳だから表現が変な部分もあるかもしれないが、まぁたぶん言いたいことは伝わっているだろう。日本でB級映画の上映イベントをやるから上映権を売ってくださいという意味の文章。ちなみにこの時点では上映権を英語で何と言うのかわからずscreening rightsと書いていますが、これだとどうも「上映権そのもの」の意になるみたいで、今回のように回数や期間限定で上映権を売って欲しい場合はscreening license(上映許諾)を使用した方がいいらしい。
こんなメールを何通かいろんなところに出したが返事が来ない。個人でやってることだし詐欺とかだと思われてるのかな~とか考えていたらそのうちの一人というか一社から「その映画はウチが作ったものだけど上映の権利は持っていなくて、たぶん○○社か△△社が持っていると思います」と返信が来た。なるほど!映画の場合、著作権者と上映権やソフト化権の所有者は別で、映画を作った人や会社はその権利を他社に売ることで製作費を回収しているのだから、上映許諾は著作権者ではなくその権利を持っている別の会社に出せばいいわけだ!
ということで教えてもらった会社にメールをすると今度はすぐに返事が来て上映許諾依頼のフォーマットを送ってもらえた。教えてくれた某社さんの担当者の人、ありがとうございます!次回は上映許諾依頼に必要な情報っぽいものについて書こうと思います!


