MOVIE TOYBOX

映画で遊ぶ人のためのウェブZINE

やってみようシリーズ

【やってみようシリーズ】映画を配給しよう① 『コンセプトを作ろう』

かれこれもう十何年か通っている映画祭がある。その映画祭はホラーとかSFとかのジャンル映画の埋もれた作品をたくさん上映してくれていて楽しかったのだが、コロナ禍の影響か、ここ何年かは方針を転換し、ジャンル映画よりも社会派映画やアート映画を多く上映するようになってしまった。それはそれで楽しいけれどもなんだかお祭り感まで減ってしまったようで少し、いやけっこう寂しい。寂しいのでそれなら自分たちでジャンル映画を映画館に流したらどうかと考えた。

ということで突如として始まったこのコーナーは映画館でB級ジャンル映画を上映するまでのドキュメント。コネもノウハウも何もないが、ま、とりあえずやってみましょう。何事もやってみないと始まりませんからね!

さて映画を上映するに当たって最初に必要なのはコンセプトだろう。1本だけ上映するならコンセプトとかとくにいらないかもしれないけど、今回は元々が映画祭に対する不満から始まっているので、何本かの映画をまとめて流したい。それなら上映してもらう映画館を説得するためにコンセプトは必要。それがないと企画書が書けません。

コンセプトはこう。「60~90分ぐらいのB級ジャンル映画を日替わりでレイトショーで流して、仕事帰りに軽い気持ちで見てもらう」。最近シネコンで上映される映画なんかは3時間超えが当たり前になってしまったし、内容も気軽に見られるようなものではなく本格的なものが多い。それはそれで鑑賞後の満足度が高くていいのですが、でもそうなると平日の仕事終わりなんかにフラッと映画館に寄って見るってことができないよね。そしてそういう映画がないというのは、少し窮屈な気がする。だからB級ジャンル、それも現実を忘れて楽しめるようなB級ジャンル映画を仕事帰りでも見られる時間帯に上映したいのです。

上映企画の仮タイトルは『ファンタスティックB級映画コレクション』。2026年をめどに現在もろもろ調整&制作中。上映作や劇場などは決まったらまた別の回で紹介しましょう。とりあえず今回はここまで。次回はおそらく作品選定のお話になるかと思います。

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ゆるふわ映画感想ブログ映画にわか管理人。好きな恐竜はジュラシックパークでデブを殺した毒のやつ。Blueskyアカウント:@niwaka-movie.com