ここは80年代好きの後追い世代による80年代に作られた傑作、あるいは忘れ去られているかもしれないけど傑作ではないかと思う作品をピックアップ(=発掘)して稚拙な感性ながらその魅力を紹介していくコーナーです。※文章は自身のFilmarksにおけるレビューを一部加筆&修正したものになります
妻殺しの男を射殺したことで刑務所に入れられ出所した男が好き放題に狩りをするヒャッハーな不良達をぶちのめす「ランボー」に影響受けたであろうランベルト・バーヴァ監督による舞台はアメリカだけどイタリア製なアクション、『地獄の戦士ブラストファイター』。マリオ・バーヴァ監督の不肖の息子とも言われるランベルトですが、彼の代表作『デモンズ』(1985)直前に作られたと思われる今作、これはなかなか面白かったです。
タイトルにも有るハイテク銃ブラストファイターが火を吹くのは終盤10分程度だったりするのですが景気よく車は何台も爆発しますしブレーキが効かなくなった車で暴走、カヌーで川下り、ロープを使い崖から下りたりと所々にスリリングなシーンが用意され久々に会った娘や不良の弟の肩を持ったばかりに主人公と戦うことになる友人との交流&逃走劇も有り、後者とはマカロニウエスタンの伝統を受け継ぐように一騎打ち対決も。終盤には爆発は勿論腕や人が吹っ飛ばされ、不良達がピックアップトラックの荷台に狩った鹿を乗せてた代わりに今度は自分達自身が積み重なってしまうエンディングも痛快。
主人公の理解ある友人を演じるのは70年代80年代のこの手のB級イタリア映画の悪役でお馴染みジョージ・イーストマン。また、『デモンズ』の鉄仮面の男役で後に映画監督になり『アクエリアス』等の傑作を残すミケーレ・ソアヴィが娘の友人役で出演と、一般的なイメージとは対照的な彼らの役柄にも注目。また、主人公が少しだけ乗る車が「刑事スタスキー&ハッチ」と同じフォード・グラントリノだったり、夜の森林をフォードやシボレーのトラックが何台も駆ける等車好きとしては眼福の作品でもありました。日本ではVHS化されたのみですが、海外ではブルーレイ化もされており原題Blastfighterで検索するとYoutubeの映画チャンネルFilm&Clipsでも鑑賞可能です。
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