【博多ゾンビ紀行】第5回 大期待!絶対に日本公開してほしい海外ゾンビ映画三選
どうもこんにちは。ハカタです。
僕がゾンビ映画を観ていない時間には何をしているか?と言われたらそれはまあ大体インターネットサーフィンだが、やはりゾンビ好きなのでそのうちの2割ほどはゾンビ映画の情報収集に充てられるわけだ(あとの8割は争いごと観測)
今回はそんな僕が見つけた日本未公開だが絶対に来て欲しいと思うゾンビ映画について紹介する。
インド映画とゾンビ映画を足して割らない『zombie reddy』
インド映画・・・と聞いてどういうものを想像するだろうか?ノリノリの音楽?キレキレのアクション?濃いキャラ?オーバーすぎる演出?
そういうものにゾンビをぶちこんだような映像がある。それが今から紹介するインド産ゾンビ映画『zombie reddy』の予告映像である
この映画がどういう映画かと言うと、ゲーム製作者の主人公がゾンビパニックの中で生き残る・・・という話らしい(なぜゲーム製作者があんなクソデカい鉄球を振り回せるのかは今のところ謎だ
インド・オブ・ザ・デッドなどのインドゾンビ映画の良作は今までにもあったが、それはどちらかと言うとベースにあるのはショーン・オブ・ザ・デッドのようなボンクラコメディゾンビ映画という印象だった。
しかしこの映画はまさしくインドアクション映画と言われて想像するようなものがベースにある豪快なゾンビものという印象だ。音楽にダンスにスラップスティックギャグにアクションに謎武器に・・・バーフバリの雑魚敵みたいに吹っ飛ぶゾンビどもにホラーの怪物としての威厳は消え失せてるが、この組み合わせによってどんな化学反応が起こるのか楽しみで仕方ねえぜ!
オールドスタイル社会派ゾンビ『ZOMBI CHILD』
僕は今まで様々なゾンビものを紹介してきたが、そこに出てくるゾンビの共通項として「人肉を喰う」「噛まれると感染する」などがあった。これは今知られているゾンビの基本的なルールである。
しかし、本来のゾンビにこういう特徴はないということはご存知だろうか?ブードゥー教におけるゾンビは人を喰う化物というよりは使役される奴隷のような存在だった。そこに偉大なロメロ監督がナイト・オブ・ザ・リビングデッドにおいて様々なルールを付け足し今のゾンビが形作られたのだが、それ以前のゾンビものの名作である『恐怖城』や『私はゾンビと歩いた』などでは主にそのような使役ゾンビが出ていた。
今回紹介するのはそういったオールドゾンビを復活させた映画である、それが『ZOMBI CHILD』だ
この映画がどういう映画かと言うと、1962年のハイチである男が死から復活しサトウキビ農園で働かされることになった。一方それから55年後、フランスのある学生は友人に家族のとある秘密をうちあけるが、それをきっかけに大変なことに・・・ということらしい
ゾンビという怪物は社会批評的文脈がのせられるパターンが多いが、今回のゾンビは奴隷制のメタファーを思わせる設定に、歴史的な重い背景もありそうでなかなか社会的なテーマを内包してそうなゾンビだ。それでいてあらすじ自体も古典ゾンビの王道といった感じでこれは期待せざるを得ない。マジで日本に来てくんないかな〜
あのトロマが贈る最狂ゾンビ映画『Mutant blast』
さて、最後に紹介するのはこの記事の大本命『Mutant blast』
この映画は殺人バナナが襲いかかってくる短編映画などでキャリアを重ねたFernando Alle監督が撮ったSF世紀末ゾンビアクション映画で、配給は『悪魔の毒々モンスター』でお馴染み「トロマ」だ。
・・・もうこの時点で異常な情報の量に頭がクラクラしてきそうだが、予告もそれに負けないインパクト抜群のものになっている。
この映画がどういう映画かと言うと、核戦争により世界が崩壊した後のゾンビアポカリプス世界で、ある女兵士と超人的な男が、世界を崩壊させた元凶である軍の組織に追われる・・・というストーリーとのことだ。
予告を観てもらえれば分かると思うがまずなんと言ってもゴア、ゴア、そしてゴアなアクションの鶴瓶打ちが凄い。そして刀イルカとエビの戦いや母乳を吹き出すネズミなど、どういうシーンなのか先ほど述べたあらすじとの繋がりが一切予想出来ないとんでもない画の連続・・・これはもうなぜ観たいのか説明不要なレベルで必見と言える映画では無いだろうか
こんな内容なのに海外レビューサイトでの数字も悪くないというのも非常に気になる要因の一つ。死ぬまでには絶対観ときたいゾンビ映画と言えるだろう。
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いかがだっただろうか?どうかこの記事をきっかけに、あるいはこんな記事など一切無関係に、どうにかこうにかこれらのゾンビ映画の日本公開が決まってくれれば幸いである。