【レンタル落ち映画の世界】第1回 レンタル落ち映画ソフトは安いぞ!『ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド』
このサブスク時代。
みたい映画が、何でもお家でクリックひとつで見れちゃう世の中です。
ですが、サブスクには入っていないおもしろい映画が、もちろんですが沢山あります。
そして、そんな映画の多くは絶版だったり、中古ソフトを買おうにもプレミアムなお値段になっていたり、あとは普通にソフトが見つからなかったりします。
「サブスクに無い映画」が見れないのもちろんですが、「サブスクに有る映画」もいつか配信から消えることを考慮に入れておきたいものです。
映画好きであるならば、好きな映画はいつでも見れるようにして、心の平穏を得たい。
そんなふうに思うのではないでしょうか?
しかし、いまや不景気。
増税やら何やらで、値段の釣り上がった映画ソフトをおいそれと買うわけにもいかず、新品で映画ソフトを買うのだってまぁまぁ厳しい(私はとにかく厳しい!)世知辛い世の中。
サブスク時代だろうと、色んな理由で見たい映画に実は意外と手が伸びない昨今。
ですが、サブスクでは満足できない映画好きの強い味方があります。それが、レンタル落ちソフトです。
レンタル落ち映画ソフトをうまく入手し、活用すれば、見れる映画の幅が格段に広がります。
映画好き、映画マニアの皆様には常識かもしれませんが、あまり語られる事のないレンタル落ち映画ソフト。
「そんな不特定多数が触って、見倒された映画ソフト気持ちが悪い」と思われているかもしれません。
しかも、棚に並べた時の不揃い感がコレクターには許されないのかもしません。
ジャケットはたいてい日焼けで汚いし、時には再生できないし、なんかレンタル落ちソフト特有の変な匂いがする…ええ臭いですよねレンタル落ちソフト。
はい、僕もそう思っていました、あの時までは。
ということで、レンタル落ちソフトの良さをお伝えするこの企画。
毎回レンタル落ちビデオの良いところとを紹介していければなぁと思います。
レンタル落ちソフトの良いところをまず最初に上げるなら何と言っても
安い
これにつきます。
もちろんピンキリあります。アマゾンやヤフオクなどでは、レアな映画になるとレンタル落ちですらバカ高い値段で飛び交っていますし、映画タイトルによりますが、特殊なものを除けば比較的かなり安価。
ビデオテープになってくると今や100円以下で投げ売りされているケースもありますので、ビデオテープが再生できるのであれば、買ってみるのも一興。
映画の中には、ビデオにはなったけどDVDにはならなかった映画というのも沢山有るのでおすすめです。
そして大手TSUTAYAが次々撤退する昨今。現行のレンタルビデオ店で値段の面で見逃せないのが「ゲオ」です。ゲオは殆どの店舗でレンタル落ちソフトを取り扱っていて、480円から販売されています。そしてゲオの素晴らしいのは500円以下のレンタル落ち商品を3本で1,100円(税込み)で買える点です。人気な映画タイトルは高めの700円以上の設定されていますが、だいたいの映画が480円で販売されています。
あとゲオは頻繁にセールも実施され、そのときは5本で1100円というちょっと驚異的な価格になるので、たいしてそんなに好きでもない映画ソフトまで買ってしまうのが恐ろしいのです。ゲオを覗いた事がない方は、ぜひ覗いてみてください。
値段は映画好きにとっては大きな問題です。
僕もさっき書いたみたいに、一時期はレンタル落ちソフトなんて汚いし、棚に並べた際にセル版のソフトと並べたら違和感だし、嫌だなぁと思ってました。
ですがあれは、初めて家を出て、一人暮らしを始めた時。
貧乏に喘いでいた僕は、なけなしのバイト代で荒んだ心を慰めようと、近所のレンタルビデオ店に行きました。ご機嫌なアクション映画でも借りよう、あとAVも借りよう。そう思ってズラリと並ぶ映画ソフトの棚の間を抜け、店の一番奥のアダルトコーナーの暖簾にたどり着き、暖簾を潜ろうと思ったその時。アダルトコーナーの横に設置された「中古レンタル商品販売」の文字に気が付きました。
そこには、欲しくても買えなかった、あの映画、この映画、他には比較的最新の人気映画までもが、ずらりと並べられていました。しかも相当な安価で。
震えましたね…手が。
人間、貧乏の惨めさには勝てません。漠然と嫌がっていたレンタル落ちの映画ソフトにその時は目がくらみ、1000円で3本くらいのレンタル落ち商品を購入。小脇に抱えて帰路について、それを家で心ゆくまで繰り返し見たことを覚えています(もちろんAVも借りた)
この場合、もしかすると、レンタル落ち映画に手を出す方が、貧乏で惨めなのかもしれません…
いや映画を見れれば良いんです!見る栄養!映画!接種できれば問題有りません!
ちょっとした人生の転換期でしたね。
ということで兎に角、安い。(もちろん新品で買うほうが業界応援に繋がりますので、ほんとに好きな映画はちゃんと新品も買いましょうね!と一応言っておきます。)
中古商品に抵抗がある方、コレクション性を重視される方にはおすすめできませんが、安さは映画マニアの大きな味方となってくれるはずです。
さて、では手持ちのレンタル落ち映画ソフトから一本ご紹介。
『ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド』
今回は何となくこれをチョイス。キューバ産のゾンビ映画で、公開時におもしろいとちょっと話題になった一本です。
キューバのお国柄がしっかり出た痛快ゾンビ映画で、ロメロはもちろん、イギリスのゾンビ映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』の影響が色濃く観られるホラーコメディ映画です。
小気味良い展開と、ラテンな(?)ギャグ。最後はホロリとさせる展開あり。楽しい映画になっています。特徴はキューバのお国柄を皮肉くった内容で、これがカルチャーショックでおもしろい。
低予算ですけど驚きのゾンビ殺しシーンや、キューバの街でゾンビが蔓延していくシーンなど、スケール感をしっかり感じさせるので、けっこうオススメ。
もし見れる機会があったら、ぜひとも見てほしいゾンビ映画の佳作といった感じです。
現在はサブスク配信なし。ソフトは絶版。
Amazonで中古の出品の料金を見てみるとレンタル落ち最安¥499とまだ手に入りそう。
出品者にも寄りますが、セル版は¥1400程度から、一番高い出品は2万円代(ふざけるな!)と割高。ちなみに私はどこぞの中古店でレンタル落ちを¥300程度で購入。Amazonでかかる送料を考えると格安と言えますね。
中に入っていた映画の予告編について
レンタル落ちビデオの良いところは、予告編が入っていることです。
これはまた次回以降とかに、その良さを語らしてもらえればと思います。
今回『ゾンビ革命〜』に入っていた映画の予告は4本で、これがなかなかの映画の予告たちが入っていました。
ザ・フォース
デンジャラス 最強人間兵器プロジェクト
噂のギャンブラー
ザ・リミット
どうです、この顔ぶれ。どれも全然知らない映画です!
1本目 ザ・フォース
急に字幕が付いていない映画の予告だった為、海外版を買ってしまったかと思ってちょっとビビりました。
ベルギー、フランスの合作映画みたいですね。調べてみると潜入捜査ものっぽいです。
出演はカルト的人気のある映画『ポゼッション』などのイザベル・アジャーニ!
あと元フランス代表サッカー選手のエリック・カントナです(スポーツ興味ないので全くわかりません!)
2本目 デンジャラス 最強人間兵器プロジェクト
これも字幕がついていない!
軍のプロジェクトで作られた殺人兵士が、輸送中に逃げて人を殺す!みたいな映画らしいです。
タイトルが、そのものですごく良いですね!監督と主演がオリヴィエ・グラナー!この人はあれですねアルバート・ピュンの『ネメシス』とかに出てた人ですね。
3本目 噂のギャンブラー
やっと字幕ついてた!しかもこれブルース・ウィリス主演作。他の出演者にレベッカ・ホールに、ヴィンス・ヴォーンや、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、フランク・グリロと、どこかで見た人がたくさん!
映画はベス・レイマーって賭博師など色んな経歴を持った人の伝記映画らしいです。へぇー。
にしてもブルース・ウィリスの引退報道の件で、少ししんみりしてしまいました。幸あれ。
4本目 ザ・リミット
地下鉄で爆弾事件が起きて、閉じ込められちゃう映画ぽいです。またもや字幕なし。あまり特筆する事なし。
強いて言えば、ライアン・レイノルズが棺桶に閉じ込められて、生き埋めにされる映画みたいなタイトルです。
こんな感じでレンタル落ち映画ソフトは、まだ見ぬ映画の世界に繋がっています!
今回の予告は全部知らない、何とも言えない映画たちでしたが、こういうのが良いんですよ!楽しいです!
『ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド』ぜひ探してみてください。
『フアン・オブ・ザ・デッド』懐かしいですねえ
収録される予告編までご紹介くださって、尚の事懐かしさに浸りました
次回も楽しみにしています!
読んでいただき、ありがとうございます。
こんな感じで毎回レンタル落ち映画を紹介していけたらと思います。
次回記事もお楽しみに!