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ハイパーファスト映画館

【ハイパーファスト映画館】第46回 未体験ゾーンの映画たち2024上映作品20本ぐらいの一行レビュー!

「未体験ゾーンの映画たち」!それはヒューマントラストシネマ他テアトル系列の劇場で毎年年初に開催される様々な理由で通常の劇場公開が見送られた作品をまとめて上映する映画の祭典!早い話がDVDスルーとか配信スルーに回されたSFとかアクションとかホラーとかのジャンル映画を形だけでも映画館で上映して箔を付けようという特集上映だ!今年もこの映画の祭典に計24本の未公開映画が集結!その大半を見てきたので今回は特別企画として未体験ゾーンの映画たちのハイパーファストな一行レビューをしていこう!なお、未体験映画は本来DVDスルーとか配信スルーゆえ、これらの作品は既に配信が開始している、もしくはこれから配信やDVDレンタルが開始される予定だ!何か面白いジャンル映画を見たいなというときにこの記事を参考してもらえればこれ幸い!では、早速はじめよう!

オン・ザ・フロント・ライン 極限戦線

2014年にウクライナ東部で勃発した親ロシア勢力との戦争の始まりを描く群像劇!地味だが力作だ!

シミュラント 反乱者たち

アンドロイドの自我の目覚めテーマのSFサスペンス!映像は凝ってるも展開が平板!

アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション

現代フランス映画の喜劇王フィリップ・ラショー監督・主演作!絶対面白いから逆に見てない!

プッシーケーキ

寄生エイリアン系ゾンビもの!ゾンビと女パンクバンドが戦う!ドラッギーな映像と展開がいい!

バーチャリィヒーローズ

『シュガーラッシュ』の激安実写版!下らなくて最高!

犬人間

人間が犬と言い張るシュールコント!

DIVE/ダイブ 海底28メートルの絶望

ダイビング事故の恐怖を描く海底サスペンス!素晴らしい緊張感だ!普通に劇場公開すればいいのに!

スティーヴン・キング エイジ・オブ・パンデミック

キング短編『トウモロコシ畑の子供たち』をカート・ウィマーが映画化!悪くないが面白くもない!

エレベーター・ゲーム

都市伝説ホラー!映像の色調がギラついているがやってることはひたすら地味!

オーシャン・クライシス  ~沈黙の核弾頭~

見てないが最後は平和に解決します!

エイリアン・コップ

見てないが『ヒドゥン』とかドルフ・ラングレンの方の『ダークエンジェル』みたいなのだろ!

真夜中の処刑ゲーム

『パージ』シリーズのたぶん元ネタ!市民が主役版『要塞警察』だ!

シャタード 美しき罠

見てないけどどんでん返しがあります!

COME TRUE/カム・トゥルー 戦慄の催眠実験

現実と夢の区別がつかない世界の恐怖を描く抽象ホラー!不穏な空気感だけで怖がらせる演出が見事!

ザ・パイロット

独ソ戦テーマのロシアの戦意高揚アクション!雪原サバイバルのリアリズム演出がすごい!

K‐9 L.A.大捜査線

犬が三匹も惨く死ぬまさかのハードボイルド作品!

ホビッツベイ

古い家に越してきたらでっかいトカゲがいて食われそうになる!

神探大戦

ジョニー・トー作品『MAD探偵』の続編はまさかのアクション大作!トーはノータッチ!

ポラリス 死闘のアイスロード

終末世界のオープンセットが『マッドマックス2』風だがストーリーは絵本的ファンタジー!

シークレット・キングダム ピーターの奇妙な冒険

子供が地底世界を大冒険するがほぼ全部CGなので気分が乗らない!

ネイビーシールズ ラスト・ソルジャー

たぶんサバゲー大好き人間が有り金はたいて作ったご近所感満載のサバゲー映画大作だ!

エブリワン・ウィル・バーン

やたらテンションが高いスペイン産サイキックホラー&ブラックコメディ!笑えるが切ない!

タイムマシン2024

子供が恐竜時代を大冒険するがほぼ全部CGなので気分が乗らないでもクラシックSFの味わいあり!

キック・ミー 怒りのカンザス

カンザス州カンザスシティで真面目な高校指導員が大災難!爆笑のカルチャーギャップ映画!


惜しくも全作は見られていないのでランキングをつけるのは憚られるが、まぁ面白かった順とかではなく個人的に好きだった映画のベスト5とかなら失礼には当たらないだろう、せっかく20本も見たのでその中から個人的に好きだった映画を書いておきたい。未体験ゾーン2024、個人的に好きだった映画ベスト5は・・・これだ!

1位 COME TRUE/カム・トゥルー 戦慄の催眠実験
2位 キック・ミー 怒りのカンザス
3位 バーチャリィヒーローズ
4位 DIVE/ダイブ 海底28メートルの絶望
5位 エブリワン・ウィル・バーン
特別賞 タイムマシン2024

1位の『COME TRUE/カム・トゥルー 戦慄の催眠実験』は抽象ホラーゆえ人によって評価が割れそうだが、最近の英米ホラーでジャンプスケアを用いずあくまでもシナリオや空気感の演出で恐怖を表現するというのはとても珍しくチャレンジングなことなので、その姿勢にとても好感が持てた。2位の『キック・ミー 怒りのカンザス』は脱力系なのにバイオレントなオフビート・コメディで、カンザス州カンザスシティ(KCK)在住の監督が観光促進のために作ったという逸話を知ると爆笑できる。3位の『バーチャリィヒーローズ』は低予算をひたすら逆手にとったバカバカしいギャグの連続、ゲームあるあるネタも多く、こちらもとくにゲームファンであれば爆笑もの。4位の『DIVE/ダイブ 海底28メートルの絶望』はオリジナリティこそないが演出力が今回の未体験映画の中でもずば抜けていて、同種の映画の中では『オープン・ウォーター』などの一般公開された有名作なども押しのけて近年の最高傑作では?と思えるほど。5位の『エブリワン・ウィル・バーン』はテンションが高いだけではなく人を食ったような奇抜な設定や画作りも面白い、この監督の今後に期待したくなる作品だ。特別賞の『タイムマシン2024』はよくある子供向けのSFアドベンチャーで特筆すべき点はとくにないのだが・・・その素朴さが妙に響いてしまったので、好き。

以上、今年の未体験ゾーン総括でした。はたして来年はどんな未公開・・・じゃなかった未体験映画がやってくるのか、早くも来年を楽しみに待ちましょう!ゴー・ファスト!

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