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たまに面白い映倫

【たまに面白い映倫】第11報 『三茶のポルターガイスト』ほか

〈このコーナーはたまに面白い映倫の年齢区分指定理由や文章表現などを紹介するコーナーです〉

レット・イット・ビー 怖いものは、やはり怖い 夢判断、そして恐怖体験へ2

心理カウンセラーの神山と助手の葵のもとには、奇妙な悩みをかかえた人々が今日も訪れる。前世、霊魂、神的存在……数々の不思議な体験を、霊的リーディングを使って謎解いて行く……。ドラマ。(1時間36分)

https://www.eirin.jp/

2023年3月2日、66歳の若さでこの世を去った幸福の科学代表・大川隆法製作総指揮による布教映画シリーズの現時点での最新作。タイトルがなにやら血迷っているがこれは正式なもの。『沖縄怪談逆吊り幽霊 支那怪談死棺破り』という二本立てと騙して観客を呼ぶためにわざと長いタイトルを採用した映画がかつてあったがそれを彷彿とさせるタイトルである。残酷シーンやエロティックなシーンは他の幸福布教映画と同様に当然ないので映倫の年齢指定もないが、宗教的な内容を過度に含む映画に関してこそ保護者との意見交換を推奨するPG12指定が妥当なのでは?と昨今の宗教二世問題を受けて思わされるところ。どのみち宗教二世の子供は親に連れられて見に来るので意味がないのだが。

三茶のポルターガイスト

ポルターガイスト等、数々の心霊現象が報告されている三軒茶屋の古い雑居ビルに、オカルト研究家・角由紀子が潜入して徹底検証! 心霊ドキュメンタリー(?)(1時間22分)

https://www.eirin.jp/

心霊もの繋がりでこの映画なのだが、「心霊ドキュメンタリー(?)」ってなんだよ。おそらく映倫に提出される映画のあらすじ部分に関しては提出元が作品に添えていて、映倫側は審査後、年齢指定があればその理由をあらすじの後に追記している形と思うのだが、だとしたらこの映画のあらすじを執筆したと思われる配給サイゾーの担当者はなかなか神経が太い。曲がりなりにも仕事で提出する書類なんだから(?)はないだろ。とはいえジャンル名を嘘ドキュメンタリーと書くわけにもいかないだろうが・・・ていうか、「オカルトバラエティ」とかで良くないジャンル?

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ゆるふわ映画感想ブログ映画にわか管理人。好きな恐竜はジュラシックパークでデブを殺した毒のやつ。Blueskyアカウント:@niwaka-movie.com