【TBR新作案内】2026年9月4日リリース『血まみれ!ぴょんぴょんフェスティバル』
イースターのお祭りに沸くある田舎町に、ジャカロープなる角が生えたうさぎの怪物に扮した何者かと凶暴化したうさぎ達が住民に襲いかかるコメディホラー。
見るからにアホなカップルが殺されるオープニングは古き良き典型的なスラッシャーのお約束。監督も務めたダイアン・フォスター演じる主人公のアル中の中年女性とその友人を除けば彼女らを取り巻く連中もイースター信仰委員会の女性はじめアホっぽい感じで、笑顔でマウント取ったり暴言を吐く様はまあまあユーモラス。
ジャカロープによる150年前の惨劇が再び起こると察知&それに失踪した夫が関わっていると考えた主人公はイースターを止める為市長に直談判するも相手にされず、案の定惨劇が・・というこれまた『ジョーズ』的なよくある展開になるわけですが、着ぐるみのジャカロープはともかく凶暴化したうさぎ達はどう見てもぬいぐるみで、それを相手にギャーギャー叫んで殺される人々を観るのは脱力不可避。
失踪した夫も特に何もなく帰ってくるわジャカロープに扮した犯人の正体も一応伏線こそあれどあくまでなんとなく、主人公の仲間に加わる黒人女性の忍者も強そうな割にあっさり退場、時間稼ぎと言わんばかりに住民達のうさぎダンスと黒人によるロックバンド(!)やボーカルグループの歌唱を見せられるというお世辞にもしっかりした作りとは言えない内容ですが、災難を通じていがみ合っていた者同士が団結する様は描かれており画面暗めながらジャカロープは角の一突きで心臓を引きちぎればうどんみたいな大腸を引っ張り、凶暴うさぎは女性の胸二つにかじりつく等(おそらく)低予算ながら残酷度はそれなり。
お祭り中に死体が出てきても意外と騒がない住民達、効果音を付けるべき所で付けてない、約10分もする無駄に長いエンドロール等演出なのか手抜きなのか分からない箇所も多くそれらが図らずも小さな笑いに繋がっているのは否めなく、いかにも白人ばかりの田舎町かと思いきや意外と黒人も多かったり、白人というかアングロサクソン系女性とアジア系男性(遠目で見ると80年代のとんねるず石橋貴明風ヘアスタイル)という珍しい組み合わせの夫婦が登場する等、前述の黒人のロックバンド含め面白さには繋がっていませんがメジャーなハリウッド作品には無い個性的な要素も。
今作に色んな面白味を見出せるのか、ただ単につまらないの一言で済ませるのか。ある種のリトマス試験紙的今作、B級C級映画好きは是非一度お試しあれ。
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