新型コロナ、再ブームの様相！職場で！カフェで！電車内で！ゴホゴホと咳き込んでいる人が後を絶たない！気がつけば世の中がすっかりコロナ明けムードになっていたこの夏だが、考えてみれば恒久的なワクチンや抜本的な治療薬も未だ開発されていない新型コロナウイルスが人間の気の持ちようで終息するわけがない！やはりまだ当面は自己防衛が必要なようだ！無料のワクチン接種券もぼちぼち基礎疾患のある人やお年寄り以外の人に届き始めているようだから、ワクチンを接種するのもいいだろう！とはいえ映画館は空調設備が整っており感染が起こりにくい施設！新型コロナ罹患の気配がある人は可能な限り人の集まる場には行くことを控えた方がいいかもしれないが、とくに体調に問題なく元気な人は相変わらず映画館へゴーだ！今回は通常の劇場公開作品6本に加えてカナザワ映画祭で上映され今後日本での一般公開が決定している/公開しそうな作品4本もハイパーファストに紹介！

ドラキュラ　デメテル号最期の航海

ドラキュラ版の『遊星からの物体X』が如しサスペンスフル作！終盤は絵のケレン味がすごい！

燃えあがる女性記者たち

カースト最下層のインド女性達が都会に無視されてる地方の深刻事件を突撃取材！燃えるぞ！

ヒンターラント

第一次大戦から数年、故国オーストリアに帰還した兵士が見たのは変わり果てた国の姿！悪夢的映像！

名探偵ポアロ：ベネチアの亡霊

B級ホラーテイストのミステリーへと変化を遂げた新生ポアロ・シリーズ第三弾！堤幸彦作品みたい！

アリスとテレスのまぼろし工場

製鉄所事故により時の止まった町の人々がただ一人成長する少女を発見し取った行動とは！台詞多い！

熊は、いない

反体制リベラル監督が自身の善意とその結果の間で苦悩するなんとも苦しいイラン映画！反体制辛い！

カナザワ映画祭2023

今回から海外の新作映画のコンペが始まり、下三本はその作品。『地獄のSE』はスカラシップ作品。

キック・ミー　怒りのカンザス

教育熱心な校長先生がカンザス州カンザスシティに行ったらそこは魑魅魍魎渦巻く地獄！爆笑した！

コール・オブ・ジ・アンシーン

クトゥルー神話オマージュの映画なのにホラーではなくハッピーエンドのファンタジー！センス凄い！

アデュー、ゴダール

インドの貧乏村のエロ老人が突如ゴダール映画に開眼！コメディと見せかけ実は痛烈な社会批判映画！

地獄のSE

なにがなんだかわからない映画の初期衝動渦巻く新感覚実験百合映画！なのか！？

カナザワ映画祭作品として取り上げた4本のうち『キック・ミー』はすでに日本公開が決定しているらしい。他は不明も、作品のクオリティや題材（クトゥルー）の訴求力から、『コール・オブ・ジ・アンシーン』も公開、あるいは配信されるかもしれない。『アデュー、ゴダール』はあまり一般受けしそうな内容ではないので厳しいかもしれないものの、特集上映などで日の目を見るかもしれない。完全な前衛映画の『地獄のSE』の今後はまったくわからないが、とはいえスカラシップ作品なので作ってそれで終わりということはないはず。マニアックな映画ファンは公開を心して待ちながらゴー・ファスト！